自己肯定感について。

このブログで度々触れてきた、ACだと気づいた過程、AC回復の過程で
常々感じる、自分の自己肯定感の低さ。

自己肯定感とは、本来、子供の頃に、周囲とのかかわり(特に家族)の中で、
形成されていくものだという。

母親の責任に100%するつもりはないけれど、私の自己肯定感が低い理由は、
幼少期の生育環境に起因するものが大きいと思う。

自己肯定感の低さから生じる、劣等感や対人不信感。
子供の頃にもし自己肯定感の存在に気が付くことができていれば、
もっと早く軌道修正できたかもしれないけど、それは「たられば」の世界。

自己肯定感をきちんと持っている人って、どこかしら似ているところがある。
温かくて、正直、素直。一言でいうと、屈託のない明るい人。
こういう人に、私の人生でこれまで3人、出会うことができた。

正直、凄く憧れた、いや、憧れ続けている。
人は自分にないものを持っている人に惹かれるというけれど、
私にとってはまさしく、自己肯定感をきちんと持った人が当てはまる気がする。

羨ましいんだけど、一緒に居ると、そんな風にできない自分の劣等感が際立って
しまうので、せっかく出会えたのに、自分から距離を置いてしまった人もいた。

今思うと本当にもったいなくて、今からでも間に合うかな、また会いたい。

自己肯定感て、「私は私は」と自己主張することとは異なると思っている。
自己主張ではなくて、自分の人生に対して、主体的に考えて、かつ動いていけること。
それがおおまかにいうと自己肯定感を持っているかそうでないかの違いだと思う。

人間て不思議なもので、自分と同じように自己肯定感の低い人は、
どんなに飾り立てていても、心が虚しいんだろうな、というのが伝わる。
逆に、これまで私が出会って、自己肯定感を持った人は、たとえ大変な状況でも、精神が健康で強くて羨ましいと思った。自分より明らかに大変なのに、
精神の状態がまったく適わないと感じさせられた。

私の場合、幼少期に自己肯定感を育成し、高める土壌がないまま大人になった。
そのため、自分の人生をもう一度生き直すように、今、自分の自己肯定感を
自分で育てようとしている。

効率のよい方法とか、それ以前にノウハウでなんとかなるものではないだろう。

いろんなことを試しながら、わからなくなったり気が付いたり。

ただ、前に進んでいるんだ、と今は思える。

少しよくなったかな。。